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新型タバコなら大丈夫?

[2018.11.03]

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、受動喫煙防止対策に関する話題が報道される機会が多くなってきました。

また、2018年10月1日よりタバコの値段も上がり禁煙を考えられている方もいらっしゃると思います。

新型タバコであれば、「煙が出ない、あるいは煙が見えにくいので禁煙エリアでも吸える」、「受動喫煙の危険がない」、「従来の燃焼式タバコより健康のリスクが少ない」と誤認され、急速に広がりをみせています。

ですが、新型タバコの長期にわたる調査結果がないなか、「たとえ有害物質やリスクが紙巻タバコよりも少ないとしても、健康被害は免れない」ということを忘れないでいただきたいと思います。

非燃焼・加熱式タバコ
 ・葉たばこを直接加熱し、ニコチンを含むエアロゾルを吸引する
  タイプ(商品名iOOS、glo)
 ・低音で霧化する有機溶剤からエアロゾルを発生させた後、
  タバコ粉末を通過させて、タバコ成分を吸引するタイプ
  (商品名Ploom TECH)
電子タバコ
 液体を加熱してエアロゾルを発生させて吸引するタイプ
 ニコチンを含むものとニコチンを含まないものがある
 日本では、医薬品医療機器法による規制により、ニコチンを含
 むものは販売されていない

新型タバコの成分
 電子タバコ
  発癌物質やニッケルやクロムなどの重金属は従来の紙巻たばこ
  以上に含まれている

 非燃焼・加熱式タバコ
  ニコチンや有害物質含有量は従来のタバコとほぼ同レベル

新型タバコは従来の紙巻タバコと同様にニコチンが含まれています。
ニコチンの割合が少ないとしても、一般的に喫煙者はニコチンの血中濃度が一定に達し満足感が得られるまで喫煙を続けるため、結果的に体内に摂取するニコチンの量は同じとなります。(ニコチン依存状態)

新型タバコで禁煙できるというデータは今の所なく、逆に喫煙から離れづらくなっているという調査結果があります。

まとめ
新型タバコにも、少ないながらも従来の紙巻タバコと同様のリスクが 喫煙者本人や非喫煙者にもあることを認識して頂き、禁煙をこころがけていきましょう!

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