フラボノイドたっぷりの食品で認知症リスクが減少!
お茶(緑茶・紅茶)、ベリー類、赤ワイン、ダークチョコレートなどに含まれるフラボノイドが、認知症リスクを下げる可能性があることをご存じですか?
英国のクイーンズ大学ベルファスト校が約12万人を対象に行った大規模な研究によると、フラボノイドを日常的に摂取することで認知症の発症リスクが大幅に低下することが分かりました。この研究結果は、2024年9月18日発行のJAMA Network Open誌に掲載されています。
どんな研究だったの?
調査は、40~70歳の約12万人を対象に行われ、食生活と認知症発症リスクの関係が約9年間追跡されました。参加者が食べた食品や飲料についてアンケート調査を実施し、フラボノイドを多く含む食品の摂取量が詳しく記録されました。
主なフラボノイドを含む食品には以下のようなものがあります
- お茶(緑茶・紅茶)
- ベリー類(ブルーベリー、ストロベリーなど)
- 赤ワイン
- リンゴやブドウ
- 柑橘類(オレンジ、レモンなど)
- ダークチョコレート
- タマネギ、ピーマン
この中で特にお茶の摂取量が多い人は、認知症リスクが最も低い結果を示しました。
気になる結果は?
フラボノイドを多く摂取するグループは、少ないグループに比べて認知症リスクが約28%低下しました。さらに、高リスクとされる以下の条件の方でも効果が確認されています
- 遺伝的に認知症リスクが高い人
- うつ症状がある人
- 高血圧がある人
例えば、1日あたり5杯の緑茶や紅茶を飲んでいる人では、そうでない人よりも認知症リスクが低い傾向が見られました。
日常生活で取り入れるコツ
フラボノイドを摂るためのポイントはシンプルです
- 毎日数杯のお茶を飲む(緑茶・紅茶どちらでもOK)。
- デザートにブルーベリーやダークチョコレートをプラス。
- 食事にタマネギやピーマンを積極的に使う。
- たまには少量の赤ワインを楽しむのも◎(飲み過ぎに注意!)。
日常の食生活にこれらの食品を上手に取り入れるだけで、将来の健康を守る大きな一歩になるかもしれません。
フラボノイドが豊富な食事で、健康寿命を伸ばしましょう!
シンプルな習慣が、認知症予防に大きな効果をもたらす可能性があります。ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
出典