脳血管性認知症
概念
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によって生じる認知症
疫学
日本では老年期認知症の20-30%を占める
症状
- まだらな症状;症状が良いところと悪いところがある
- やる気の喪失、陰気、感情失禁(すぐに泣いたりする)
- 夜間徘徊、昼夜逆転
治療使用薬のポイント
- 治療は100点ではなく、60点を目指す
- 第一選択はガランタミン臭化水素酸塩 *脳血管性認知症には保険適応はありません
- シロスタゾールも効果的
- 興奮した場合には、チアプリド塩酸塩と抑肝散
- やる気の喪失などにもコリンエステラーゼ阻害薬は有効
- うつ症状、意欲の低下にはニセルゴリン、アマンタジン塩酸塩も効果的