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新型肺炎(新型コロナウイルス(Novel Coronavirus:nCoV))2020/2/2更新

[2020.02.02]

令和元年12月以降、中華人民共和国湖北省武漢市にて発生した、新型肺炎(新型コロナウイルス)の拡大が認められています。

新型肺炎のため詳細が分かっていませんが、厚生労働省や国立感染研究所からの情報をまとめ、先日のお知らせから情報を更新させて頂きます。

 *国立感染症研究所、厚生労働省の1月31日までの発表より

まずは、これからの感染をいかに防ぐかが重要であり、先日の閣議で新型コロナウイルス感染症は感染症法に基づく「指定感染症」(二類感染症相当)と検疫法の「検疫感染症」に指定することが決定されました。

 指定感染症

  既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症法上の規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの(感染症法第6条)

 検疫感染症

  国内に常在しない感染症のうちその病原体が国内に侵入することを防止するためその病原体の有無に関する検査が必要なものとして政令で定めるもの(検疫法第2条第3号)

 

・新型コロナウイルスは人から人へうつりますか?

  人から人への感染が確認されていますが、現在感染の程度は明らかではありません。 過剰に心配することなく、インフルエンザ対策と同様に、まずは咳エチケットや手洗い、うがいなどの対策が重要です。

 

・潜伏期間はどの程度?

 2〜10日程度との報告がありますが、他のコロナウイルスと同様に14日程度と考えておくのが良いかもしれません

 

・現在の発生状況や亡くなられた方は?

 1月31日での情報までで中国国内での亡くなられた割合は2%程度とされています。日本国内で亡くなられた報告はありませんが、2日フィリピン保健省は44歳男性の方が亡くなられたと報告し、中国国外で初めて方となりました。

 国内の発生状況については、1月31日12:00時点で確認されている患者さんは12名(10名の方は武漢への渡航歴がありました)で、2名の方は症状がないウイルス保有者でした。

 

・治療はどうなりますか?

国立感染研究所より

 1月31日国立感染症研究所は新型コロナウイルスの分離と培養に成功したことを報告し、これから治療薬やワクチンの開発が始まります。 現時点では特効薬はありませんので、症状にあわせた治療を行いますので、いかに発症を抑えるかが重要となります。

 

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