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運動による物忘れ・認知症の予防と改善

[2018.04.01]

中年の時の運動で認知症発症率は半分以下に!

中年の時期に1回20〜30分の運動を週2回以上行った人の認知症発症率は、運動をしていなかった人の半分以下と言われます。
その際に心がけて頂きたいのは、平衡感覚です。
平衡感覚(感覚神経)が低下していると脳血管障害や認知機能低下(物忘れ)の危険度が高いと言われているからです。
両目を開いて片足で立つ「開眼片足立ち」で20秒以上バランスをとっていることが難しかった人は、脳血管疾患がないか調べた方が良いかも知れません。

感覚神経が問題ないか調べる方法
・ふともも上げ運動による評価
 10秒ふともも上げ運動を行い、筋肉に痛みを「何も感じない」が0、「これ以上無理と感じるほど痛い」と感じたら10とした場合にどの程度痛いかを評価する方法
 0-1;認知症
 0-3;軽度認知障害
 4;境界
 5-10;健常人
・スマヌ法
 背中にス・マ・ヌのいずれかを描いてもらい、6文字中何文字正解できるかを調べる方法
 0-3個正解;軽度認知障害
 4個正解;境界
 5-6個正解;健常人

運動の理想は、毎日30分程度のウォーキングなどの有酸素運動を行い、認知機能の回復を期待し、感覚神経を鍛えるには強めの筋力トレーニングが最適と言われていますので、週に1回筋力トレーニングを行うことです。
強い筋力トレーニングは、鈍った感覚神経でも刺激を感じやすいのがポイントです。

注意点はこれまであまり運動をされなかった方が急に強い筋力トレーニングを行いますと、腱を痛めやすいためにダンベルなどは使わずに行うことと、筋力トレーニングで傷ついた筋繊維を回復させるのにトレーニングは週に1回にすることです。きちんと休むことにより、筋繊維はより強くなり、感覚神経に強い刺激を与えられるハードな運動が行えるようになります。

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