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周辺症状:攻撃的言動 に対する豆知識

[2019.05.19]

認知症の症状には記憶障害などの中核症状と、徘徊や妄想などの周辺症状があります。
患者さまやご家族の環境にもよりますが、中核症状には薬物治療や食事・運動療法が中心となりますが、周辺症状はご家族や施設スタッフでの対応によって落ち着かれる事かありますので、活用されてみてください。

周辺症状:攻撃的言動

ポイント
 自尊心が傷つけられたとき、考え方などに行き違いがあるときなどに攻撃的になることがあります

対応
 施設スタッフ側の言動のほうにむしろ課題がないか、接し方を徹底的に見直す
 患者さんに「味方」と感じてもらう
 体調が悪い事(便秘、不眠、風邪、膀胱炎など)により攻撃的になることがありますので、病院受診や薬の調整などを考える
 不満、怒り、不安、恐怖、過去の悔しかったことに固執しているなどが原因となっていることもありますので、攻撃的言動のみに振り回されず、背景を知る
 相手に関わる側が嫌悪感や恐怖を持ってしまっていないか見直す
 無理に関わろうとしない、距離をとる、相性のいいスタッフと交代する
 安心や自信の機会づくり

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