認知症、物忘れ:軽度認知機能障害
軽度認知機能障害とは、認知症の前段階とされています。
ただし、そのすべての方が認知症になるわけではありません。
定義 Petersenら2005年改定
1.本人または家族から認知機能低下の訴えがある
2.認知機能は正常とは言えないものの認知症の診断基準も満たさない
3.複雑な日常生活動作に最低限の障害があっても、基本的な日常生活は正常
認知症発症には生活習慣が関係している事が分かってきました。
生活習慣を改善すれば、発症を予防することが期待でき、発症してしまった際にも、悪化を食い止めることも期待されます。
当院では、血液検査にて軽度認知機能障害のリスクやアルツハイマー型認知症の発症リスクとされるAPOE4遺伝子の有無を調べることも出来ます。
早期発見と治療が大切ですので、何か気になる点がございましたら、いつでもご相談下さい。
軽度認知機能障害チェックリスト
・今何をしようとしていたか簡単に思い出せない
・同じことを何度も言ったり、尋ねたりする
・人と会う約束を忘れたことがある
・探し物が増えている
・何かやろうとしても「まあいいか」と思う
・長年の趣味を楽しめなくなってきた
・外出することが減った
・段取りが下手になった
・レジで会計するときに小銭が使えない
・今日の日付が言えない
*4個以上あてはまる場合には軽度認知機能障害の可能性があります