メニュー

梅雨バテって何?

[2023.06.17]
TNCさまより梅雨バテについて6月16日金曜日、取材を頂きました。
6月19日月曜日夕方3時45分より記者のチカラにて放送予定です。
頭痛や肩こり、体のだるさは梅雨バテかもしれません。
ご興味ある方は、ぜひご視聴下さい。
 
簡単なチェック項目です。
以下に当てはまる症状がありましたら、梅雨バテかもしれません。
梅雨バテは医学用語ではありませんが、雨の日や天候の悪い時に頭痛や肩こり、何か調子が悪くなってしまう症状をまとめたものを総称したものです。
現在考えられている梅雨バテの原因や対処法について、お話させて頂きます。
 
梅雨バテが疑わしい症状
・頭痛や肩こり、腰に痛みを感じる
・体がだるい
・夜更かしが増えた
・薄着で過ごすことが増えた
・氷の入った飲み物をよく飲む
・コーヒーや紅茶、緑茶を飲むことが多い
 
上記に当てはまる場合は梅雨バテかもしれません。
梅雨バテの原因は色々考えられていますが、気圧、湿度、温度差が影響していると言われています。
 
自律神経は日中の活動時に働く交感神経と、リラックス状態時に働く副交感神経が互いにバランスをとって健康な状態を維持していますが、雨が続く梅雨のときは低気圧が続く事により副交感神経が常に働く状態となり、バランスが崩れ自律神経の乱れに繋がりだるさや倦怠感などの体の不調となって現れます。
 
よって、乱れた自律神経を整えることが大事です。
 
では自律神経を整えるにはどうすれば良いの?については規則正しい睡眠と食事です。
 
睡眠
 夜更かしせず、睡眠時間を確保する
 睡眠に関係するホルモンとしてセロトニンやメラトニンがあります。
 セロトニンは脳から分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンの材料です。
 日光を浴びることによりセロトニンが分泌され、メラトニンの置き換わり良質な睡眠に繋がります。
 梅雨の時期は日光を浴びることが少なくなりますが、日光を15分から30分浴びるだけも十分です。
 またセロトニンの材料として必須アミノ酸の1つであるトリプトファンやトリプトファンからセロトニンを合成する時に必要なビタミンB6をうまく取り入れることも有効です。
 
 トリプトファンが多く含まれている食材
 ・豆腐や納豆などの大豆製品
 ・チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
 ・米などの穀類
 ・ほか、ごま、ピーナッツ、卵、バナナ など
 ビタミンB6が多く含まれる食材
 ・鮭、さば、さんまなどの魚類
 ・牛、豚、鶏のレバー
 ・玄米や小麦胚芽 など
 
食事
 食事について今の時期は旬である梅や夏野菜が特におすすめです。
 
 梅にはクエン酸による疲労回復や胃腸の働きを助けるなど多くの効果が期待できます。
 また、食中毒が心配な梅雨の時期に心強い強力な殺菌作用もあり、頼もしい食材です。
 
 夏野菜は水分やカリウムを多く含んでいます。
 汗で不足しがちな水分を補給し、熱のこもった体をクールダウンします。
 鮮やかな色合は食欲を刺激しますし、ビタミンも多く含まれ抗酸化ビタミンにより体内の活性酸素を取り除き、がんの予防や老化対策、紫外線対策にも繋がります。
 
また梅雨の時期は湿度が高いことも体調不良の原因となります。
人間の体は、暑いときは汗をかいて、汗が蒸発するときに体の熱を逃がすことにより体温調整を行います。
しかし、湿度が高い梅雨の時期は、湿度が高いことにより汗が蒸発しにくく、熱がこもりやすくなってしまします。
よって、水分を補給することが大事となりますが、コーヒーや緑茶には利尿作用があるカフェインが含まれており、水分補給としては避け、カフェインが含まれていない麦茶がおすすめです。
麦茶には汗をかいた時に不足するナトリウムやカリウムといったミネラルが含まれており、タンニンなどの刺激物も少ないですので、乳児やご高齢の方、妊婦さんにも安心して摂取していただけます。
 
梅雨バテにならないように、規則正しい睡眠の確保と食事を心がけ、水分摂取の際は麦茶などのカフェインを含む飲み物を避けることをこころがけて下さい。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME