転倒予防にバランス訓練を!
転倒すると10%で骨折や脱臼、捻挫などを起こすとされます。
骨折による寝たきりを防ぐためにも、転倒予防が大事です。
転倒の危険因子に当てはまる場合は、ぜひ予防を心がけましょう!
転倒の危険因子
歩行・バランス障害
歩く速さが0.6m/秒以下
100m歩くのに3分近くかかってしまう。
Timed Up and Go testで12秒以上かかってしまう
*椅子に座り立ち上がって3m歩き、椅子にまた座るまでの時間
The 4-Stage Balance Testで②が達成できない
10秒続ける事ができなければ終了します
①まず両足をそろえて立ちます
②この形から足の大きさの半分、片足だけ前に出します
③次に片足の爪先を反対側の踵に付けます
④片足立ち
視力が0.25以下
認知症がある
安定剤、睡眠剤、ループ利尿薬を服用している
転倒予防対策
散歩や筋肉トレーニングに加えバランス訓練を行う
バランス訓練:下記を1日に10~15回繰り返す。
1)椅子の後ろに立ち片手で背もたれをつかみ片足で10秒間立つ
2)慣れたら背もたれは指1本でタッチする
*散歩や筋肉トレーニングだけではバランスの改善が難しいです
視力や骨の密度の検査行う
Prevention of Falls in Community-Dwelling Older Adults.
Ganz DA、Latham NK
N Engl J Med.2020 Feb 20;382(8):734-743 より作成