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おばた内科クリニックでの、認知症・物忘れに対するリハビリテーションの有効性について

[2017.09.24]

【対象と方法】

おばた内科クリニックかかりつけの認知症患者さま(アルツハイマー病)で、薬物治療群とリハビリテーション群において、治療開始前と治療開始3ヶ月後の長谷川式簡易認知症スケールでの変化を検討する。

薬物治療群:薬のみの治療の患者さま、12名
リハビリテーション群:薬の治療に加え、リハビリテーションを受けていただいている患者さま、10名
長谷川式簡易認知症スケール
 30点満点のうち、20点以下で認知症の可能性が高まるとされる
 認知症と確定している場合は、「20点以上で軽度」・「11~19点で中等度」・「10点以下で高度」と判定する

【結果】

【考察】
認知症は一旦発症してしまうと、何もせずに良くなることは難しいです。
認知症の原因や病状に合わせて薬を調整することで、進行を遅らせる事が期待できますが、薬が合わない事もあります。
当クリニックでの結果でも、薬を服用して頂いても悪化してしまった患者さまがいらっしゃいました。
一方、リハビリテーションを受けて頂いた患者さまは、今回の検討では誰一人悪化することなく、改善されました。
全ての患者さまがリハビリテーションで悪化しないとは言えませんが、副作用を心配する必要がなく、積極的に取り入れることが望ましいと考えます。

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