毎日の会話で認知症予防!
[2025.09.13]
〜会話の頻度と認知症リスクの関係〜
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会話は脳の健康のスイッチ
- 会話は脳を活性化させる社会的な活動です。
- 言葉のやり取りは、記憶・思考・協調性の維持につながります。
- 研究でも、毎日よく話す人は認知症になりにくいことが分かっています。
💡 ポイント: 「雑談」でも脳には効果的!
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会話の回数と認知症リスク
- 日本の50~79歳の35,000人以上を10年間追跡した研究結果です。
- 結果の一例(ほぼ毎日会話する人を基準にした場合
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会話の頻度 |
認知症リスク(相対的) |
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ほぼ毎日 |
1(基準) |
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毎日数人と会話 |
0.80倍(少しリスク低い) |
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週1~4回 |
1.18倍(ややリスク上昇) |
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月1~3回 |
1.17倍 |
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月1回未満 |
2.06倍(リスク大幅上昇) |
💡ポイント: 会話が少ないほど認知症リスクは高くなります。
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一人暮らしの男性は要注意
- 男性の一人暮らしは特に注意が必要。
- 会話が少ないとリスクは2.6倍にもなります。
- 会話が多くてもリスクは1.7倍とやや高め。
- 女性の一人暮らしでは、会話の回数と認知症リスクの関係はあまり見られません。
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日本の高齢者の現状
- 高齢者の「毎日会話する割合」は減少中
- 2018年:90% → 2023年:72%
- 一人暮らし高齢者ではさらに少なく38%
- 一人暮らし高齢者は今後増加予定、特に男性に顕著です。
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実践ポイント
- 毎日誰かと会話する習慣を作ろう
- 家族・友人・地域の人とのちょっとした会話も効果的
- 一人暮らしの男性は特に意識的に会話機会を増やす
- オンラインでの会話や電話でも脳には有効
出典:Frequency of daily conversation and risk of dementia: A population-based cohort study in Japan

