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【肥満症に対するGLP-1受容体作動薬の保険適応について】

[2025.07.30]

こんにちは。
内科・糖尿病・甲状腺・内分泌担当の勝原俊亮です。
糖尿病や肥満に関する最新の治療法について、わかりやすく解説することを心がけています。今回は、「GLP-1受容体作動薬の保険適応」についてご紹介します。
✳️2025年7月時点では肥満症に対するGLP-1受容体作動薬の保険適応での処方が可能な病院は限られており、当院では対応不可能なためご希望の患者様には対応可能な総合病院をご紹介しております(糖尿病患者様へのGLP-1受容体作動薬の処方は当院にて可能です)✳️

▶ GLP-1受容体作動薬とは?
GLP-1受容体作動薬は、血糖値の改善や体重の減少効果がある注目の注射薬です。
主に2型糖尿病治療薬として使用されており、近年は肥満症に対しても保険適応が広がってきました。

 

 

▶ 保険適応のポイント
以下のようなケースでGLP-1受容体作動薬は保険適応となります。
【糖尿病に対して】
• 2型糖尿病の治療として、他の薬剤で効果不十分な場合に使用されます。
• 例)オゼンピックやマンジャロ(週1回注射)、リベルサス(経口薬)
【肥満症に対して】
• 2024年より、「肥満症」に対しても保険適応が認められる薬剤が登場しました。
• 対象となるのは、一定のBMI以上で、かつ肥満に関連する健康障害(高血圧や脂質異常症など)がある患者さんです。詳細は下記動画をご参照ください。
• 例)ウゴービ(セマグルチド)、ゼップバウンド(チルゼパチド)

▶ 保険で使える条件に注意!
GLP-1受容体作動薬を保険で使うためには、以下の条件を満たす必要があります。
• 対象となる医療機関で処方されること(主に大学病院などの総合病院であり、全ての医療機関ではありません)
• 厚生労働省の定める「肥満症の治療指針」に基づいた使用
• 注射の治療開始前に、注射を行う医療機関にて適切なダイエットを6ヶ月継続、2ヶ月に1回の管理栄養士による栄養指導をうけても効果が得られない患者さんが対象です

▶ 自費での使用には注意を!
一部のGLP-1受容体作動薬は、美容目的やダイエット目的で保険外(自費)で使用されるケースがあります。
しかしながら、安全性や効果の面からも、医師の管理下での適正使用が大切です。

▶ 動画でわかりやすく解説!
今回の内容は、1分でわかるショート動画にもまとめました。
以下のリンクからご覧いただけます。


👉【動画を見る】GLP-1受容体作動薬の保険適応とは?
🔗 [https://youtube.com/shorts/D4sO7ffKLcA]

▶ さいごに
GLP-1受容体作動薬は、糖尿病や肥満症の治療に新たな選択肢をもたらしました。
ただし、すべての方に使えるわけではなく、保険適応や副作用のリスクをしっかり理解することが重要で、治療をうけることができる医療機関も限られています。

✳️薬に頼らずに自力でダイエットしたい方✳️
日々のやる気やモチベーションを維持することが困難な方にむけて、みんなで楽しくダイエットすることを目的としたラインオープンチャットの開始も検討しております。
誰でも無料・匿名で参加可能で、お互いに情報交換をしたり、医師や管理栄養士も情報を発信するような場にしたいと思っています。
ご希望があれば診察時にお申し付けください。

【過去のYouTube動画】
👉 GLP-1受容体作動薬の保険適応とは?
👉風邪に抗生剤?採血の意味は?
👉ジェネリック医薬品は信用していいの?

">👉バセドウ病について徹底解説
">👉甲状腺機能低下症・橋本病について徹底解説

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