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【帯状疱疹ワクチン比較】生ワクチン vs 組換えワクチン

[2026.04.30]

こんにちは。おばた内科クリニックの勝原俊亮です。

 

帯状疱疹は、加齢とともにリスクが高まる疾患で、3人に1人が発症すると言われています。
特に問題になるのが「帯状疱疹後神経痛(PHN)」で、長期間痛みが続くこともあります。

現在、日本で接種できるワクチンは2種類あります。

  • 生ワクチン(👉ビケン)
  • 組換えワクチン(👉シングリックス)

この記事では、両者の違いをわかりやすく解説します。

👆内容を簡単にまとめたYouTube short動画

 

■ 生ワクチンと組換えワクチンの違い

  • 生ワクチンとは

「弱くした生きたウイルス」を使ったワクチンです。

  • 体内で軽く増殖する
  • 自然感染に近い免疫がつく
  • ただし免疫が弱い方には使用できない
  • 組換えワクチンとは

ウイルスの一部のタンパク質だけを使ったワクチンです。

  • ウイルスそのものは含まれない
  • 増殖しないため安全性が高い
  • 強力なアジュバントで免疫を増強

👉 特に帯状疱疹では
細胞性免疫(T細胞)をしっかり維持できる点が重要です

■ 予防効果の違い

臨床試験(RCT)では以下の結果が報告されています。

  • 生ワクチン:約50〜60%
  • 組換えワクチン:約90%以上

この「90%以上」という数字は、
発症リスクが約90%減少するという意味です。

■ 持続期間の違い

  • 生ワクチン:効果は徐々に低下
     → 約5年でかなり弱くなる
  • 組換えワクチン:長期間持続
     → 10年以上効果が維持されるデータあり

👉 この“持続性”が大きな差です

■ 接種対象と安全性

 

生ワクチン

組換えワクチン

接種回数

1回

2回

免疫が低下した患者さん

❌不可

⭕可能

👉 持病がある方や高齢者では
組換えワクチンが推奨されるケースが多いです

■ 副反応の違い

  • 生ワクチン
     → 比較的軽い
  • 組換えワクチン
     → 腕の痛み・発熱がやや強い

👉 ただし重篤な副反応はまれです

■ 費用の違い

  • 生ワクチン:8,000円(1回)
  • 組換えワクチン:44,000円(2回合計)

👉 組換えワクチンは高価ですが
効果と持続性を考えると費用対効果は高いとされています

 

50 , 55 , 60 , 65 , 70 , 75 , 80 , 85 , 90 , 95 , 100歳では助成が利用でき、

  • 生ワクチン:4,900円(1回)
  • 組換えワクチン:24,000円(2回合計)

の自己負担となります。

 

■ どちらを選ぶべき?

基本的な考え方はシンプルです。

👉 しっかり予防したいなら組換えワクチン

特に以下の方は強く検討をおすすめします。

  • 50歳以上
  • 糖尿病などの基礎疾患がある
  • 痛みの後遺症を避けたい

一方で、費用を抑えたい場合は
生ワクチンも選択肢になります。

■ まとめ

  • 生ワクチン:安価だが効果は中等度・持続短め
  • 組換えワクチン:高価だが効果・持続ともに優れる

👉 現在は
**「迷ったら組換えワクチン」**が安心です

■ 最後に

帯状疱疹は「予防できる病気」です。
50歳を過ぎたら、一度はワクチンを検討しましょう。

迷った場合は、当院でご相談ください。

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