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「一度糖尿病になったら一生治らない?糖尿病との正しい付き合い方」

[2026.08.03]

こんにちは、おばた内科クリニックの勝原です。

「糖尿病になったら一生薬を飲み続けないといけないのでしょうか?」

外来でよく聞かれる質問です。

結論から言うと、糖尿病は『完全に治る病気』とは言いにくい一方で、血糖値が正常に近づき、薬を使わずに良い状態を維持できる方もいます。

この状態を**糖尿病の寛解**と呼びます。


糖尿病には「治る」と「コントロールできる」の違いがあります

糖尿病では、

  • インスリンを作る力(インスリン分泌能)
  • インスリンの効きやすさ(インスリン抵抗性)

のバランスが崩れることで血糖値が上昇します。

特に2型糖尿病では、

  • 体重増加
  • 内臓脂肪
  • 運動不足
  • 食生活の乱れ

などによりインスリンが効きにくくなり、膵臓が頑張り続けることで徐々に疲弊していきます。


早い段階なら改善できる可能性があります

糖尿病と診断された後でも、

  • 体重を適正化する
  • 筋肉量を維持する
  • 食事内容を見直す
  • 運動習慣を作る

ことで、血糖値が大きく改善することがあります。

特に、

  • 発症から期間が短い
  • 体重減少ができる
  • 膵臓のインスリン分泌能力が残っている

場合には、薬が不要になる方もいます。


ただし「治ったから何もしなくてよい」ではありません

糖尿病が改善して薬を中止できても、

  • 体重が戻る
  • 運動習慣がなくなる
  • 食生活が乱れる

と再び血糖値が悪化することがあります。

糖尿病は「治す」というより、

良い状態を長く維持する病気

と考えることが大切です。


糖尿病で一番大切なのは合併症を防ぐこと

糖尿病治療の目的は、単に血糖値を下げることではありません。

  • 網膜症
  • 腎症
  • 神経障害
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

などを予防し、健康寿命を延ばすことが目的です。

そのためには、

「薬を飲んでいるかどうか」

よりも、

「血糖値が良い状態で維持できているか」

が重要です。


まとめ

✅ 糖尿病は完全に消える病気とは言いにくい
✅ しかし2型糖尿病では改善し薬が不要になる人もいる
✅ 早期からの体重管理・運動・食事改善が重要
✅ 良い状態を維持することが最も大切

「糖尿病になったから終わり」ではありません。

早く気づき、適切に対応することで、将来の健康を守ることができます。

▶️1分間のショート動画です

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