メニュー

「だるさ」「倦怠感」が続くときに考えたいこと

[2026.01.31]

こんにちは。内科・糖尿病・甲状腺・内分泌の勝原俊亮です。

「最近ずっと体がだるい」
「しっかり寝ても疲れが取れない」
「年齢のせいだと思っているけれど、少し不安」

このようなだるさや倦怠感を訴えて受診される患者様は、実はとても多くいらっしゃいます。
だるさは日常的によくある症状ですが、中には治療が必要な病気が隠れていることもあるため、注意が必要です。


だるさの原因はひとつではありません

だるさや倦怠感の原因はさまざまで、

  • 生活リズムの乱れ

  • 睡眠不足

  • ストレス
    といった一時的なものから、内科的な病気が関係している場合もあります。

ここでは、外来で特に注意したい代表的な原因をご紹介します。


① 甲状腺の病気

甲状腺は、体のエネルギーの使い方を調整するホルモンを作る臓器です。
この働きに異常があると、だるさや疲れやすさが現れます。

  • 甲状腺ホルモンが多すぎる場合
     → 動悸、汗をかきやすい、体重減少、落ち着かない

  • 甲状腺ホルモンが少なすぎる場合
     → 強い倦怠感、寒がり、むくみ、体重増加

血液検査で比較的簡単に調べることができます。


② 更年期による体調変化

特に40〜50代以降の女性では、更年期によるホルモンバランスの変化が原因で、

  • だるさ

  • 疲れやすさ

  • 動悸

  • 気分の落ち込み
    などが起こることがあります。

症状には個人差があり、他の病気と区別がつきにくいこともあります。


③ 副腎の病気(副腎皮質機能の異常)

副腎は、体がストレスに対応するためのホルモンを作っています。
この働きが低下すると、

  • 強い倦怠感

  • 食欲低下

  • 体重減少

  • 立ちくらみ
    などがみられることがあります。

頻度は高くありませんが、見逃さないことが大切な病気です。


④ その他に考えられる原因

だるさの背景には、

  • 貧血

  • 感染症

  • 睡眠時無呼吸症候群

  • 心臓や肺の病気

  • うつ状態
    などが関係していることもあります。


「年齢のせい」と決めつけないでください

だるさや倦怠感は、「年齢のせい」「疲れているだけ」と思われがちですが、
検査をして初めて原因が分かることも少なくありません

特に、

  • 症状が長く続く

  • 動悸、体重変化、めまいなどを伴う

  • 日常生活に支障が出ている

といった場合は、早めの受診をおすすめします。


まとめ

だるさや倦怠感の原因はひとつではなく、甲状腺疾患、更年期、副腎の病気など、いくつかの鑑別が必要です。
適切な検査を行うことで、治療につながる場合もあります。

「気のせいかも」と我慢せず、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

▶️甲状腺疾患についての基本的なまとめ動画です

">

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME